
筑波サーキット TC1000の主要走行会をデータで比較してみた
「ジムカーナ場(広場)での基礎練習を終えて、いよいよTC1000でコースデビューしたい!」 そう考えたとき、一番悩むのが走行会選びです。実はTC1000の走行会は、イベントごとに「走れる時間」と「台数」が全く異なります。パッと見の参加費だけで選ぶと、「1枠の時間が短く、コースに慣れる前に終わってしまった」「台数が多くてクリアラップ(前後に車がいない状態)が全く取れなかった」と後悔することになりかねません。
ここでは、TC1000で実際に開催されている代表的な走行会の形式をリサーチし、むさし屋から見たそれぞれのメリット・デメリットを(出来る限り)客観的に比較します。
| 団体名 | NoLimit基礎練習会 | P様 | S様 | R様 | 筑波サーキット主催 ファミリー走行 |
| 開催日程 | 平日 | 平日中心 | 平日 | 休日中心 | 平日/土日 |
| 参加台数上限 | 15台貸切フリー走行 | 60(10×6枠) | 台数不明(7台×?枠) | 台数不明(10台×?枠) | 15台/枠 |
| 参加費 | 30000 | 14000 | 20000 | 19000 | 2900円(平日)/3500円(休日) |
| 走行時間 | 3.5時間(210分) | 10分×4本(40分) | 15分×3本(45分) | 11分×5本(55分) | 20分 |
| 講師/戦績 | D1トッププロ | プロ、ハイアマチュア (多数在籍) | 有名プロ参加 | 不明 | サーキットアドバイザー在籍 |
| 有料レッスン | 5000円(6名限定) | 5000円(同乗走行) 2000円(初心者アドバイス) | エントリー代に込み? | 無し | 無料 |
| 練習機レンタル | 有(~30000円) | ー | ー | ー | ー |
筑波サーキットファミリー走行は別途ライセンス取得が必要。初年度約22500円程度(4月入会の場合)。詳細はこちら。
各イベントの特徴比較
| 団体名 | 特徴 | メリット | デメリット |
| NoLimit基礎練習会 | TC1000としては殆ど無い「3.5時間(210分)走り放題」かつ「コース上MAX15台」という、圧倒的な走行時間とクリアラップを保証する練習特化型イベント。 | 自分のペースで走行タイミングを自由に決められる。他車のプレッシャーが少ないため、スピンを恐れずに限界を試しやすい。D1トッププロのレッスンや練習機レンタルなど、ほかに無いメニューも豊富。「10分あたりの単価」は約1,428円であり、他社の半額以下。 | 平日開催で30,000円という価格。台数が少ないため、同車種交流といったコミュニケーションを目的とする場合、もの足りない可能性が高い。 |
| P様 | 14,000円という手頃な価格で参加でき、タイム別に細かくクラス分け(10台×6枠など)が行われる、一般的な走行会の王道スタイル。 ※むさし屋も参加経験あり。 | エントリー費が安く、ある程度初心者でまとまった枠で参加できる可能性が高い。プロやハイアマチュアの講師陣も充実。レッスンクラスだけでなく、アドバイスクラスがあるのも貴重。公式サイトにラップタイムランキング有。非常に有益な情報である。 | 1枠10分と非常に短いため、コースインして車と体を慣らし、少しペースを上げようとした矢先にチェッカーが振られてしまうことも。初心者には「走り足りない」「まとめきれない」焦りが残る可能性あり。 |
| S様 | 1枠あたりの台数を7台前後と極端に絞り、走りやすさとマナーの良さを重視した少しリッチな走行会。TC2000のATTACK系走行会とも連携しており、TC2000タイムアタックへの導線が作りやすい走行会。 | コース上が非常に空いているため、自分のアタックのタイミングを取りやすく、接触などのリスクも低い。低周回でクリアラップを狙うようなタイプのドライバに向いている。また、ゲストの有名プロドライバとの交流もお勧めできるポイント。 | 15分×3本(計45分)で20,000円は、時間単価で計算すると割高な部類。 |
| R様 | 休日に開催されることが多く、アットホームな雰囲気で初心者のリピーターも非常に多い大人気の走行会。 | 11分×5本と走行回数が多く、走行⇒休憩のサイクルも多いので、車両や体力的な負担が少ない。休日開催かつ金額もそこまで高くなく、初めてのドライバが選びやすい走行会。参加台数も多いため、同車種、他車種の交流もしやすい。 | 休日開催かつ人気イベントのため、予約が埋まりやすい傾向。公式サイトの情報ではレッスンに関する情報が少なく、スキルアップのためのアクションがとりづらい可能性がある。 |
| 筑波サーキット ファミリー走行 | サーキットが独自に設けているスポーツ走行枠(会員専用)。 | ライセンスを保有していれば、筑波サーキットのカレンダー上で月に数回設定されている会員走行の日に、20分2,900円(平日の場合)という破格の安さで走ることができる。アドバイザーからの無料レクチャー有。 | ライセンス(初年度約22,500円)の取得・更新が必須であり、初期費用・更新費用が掛かる。また、初心者から超上級者まで様々なレベルの車が混走するため、後ろから迫る速い車に道を譲るスキルとメンタル、慣れが必要。 |
比較結果:のーりみ練習走行会がおすすめな人とは
定量的、定性的な比較を行ってみましたが、各イベントそれぞれに特色があり、何を優先的に考えるかによっておすすめが異なることがわかりました。のーりみ練習走行会の特徴は以下の通りです。
- 圧倒的な走行時間とフリー走行。コスパ(時間単価が安い)は最高。
- 平日の走行会費用としては最も高額。
- 少人数開催のため、大勢のコミュニケーションはないが、少人数ならではの深いコミュニケーションは一押し。
- D1優勝経験もあるトッププロが専属講師であり、かつ「主催とは別に」有償での少人数レッスン枠があるため、集中した特訓が出来る。
- 練習機レンタルは格安。(但し、自分の車で参加した方のみに貸す方針のため、手ぶら参加等では利用不可)
上記を鑑み、のーりみ練習走行会がおすすめな人は、ずばり!
- 「1枠10分」と急かされることなく、自分のペースで納得いくまでコースを走り込みたい人
- 初心者特有の「後ろから来る速い車への恐怖」を排除し、空いているコースで安全に練習したい人
- 表面的な参加費の安さよりも、実質的な走行時間の「圧倒的なコスパ」を最優先したい人
- 大勢での浅い交流よりも、トッププロや少人数の仲間と「深く濃い」モータースポーツ談義を楽しみたい人
「いきなり短い枠で混走するのは怖い」「とにかくたくさん走ってコースに慣れたい」。もしあなたがそう感じているなら、のーりみの「3.5時間走り放題」は、間違いなくあなたにとって最高のサーキットデビューの舞台になります。 皆さまとTC1000でお会いできる日を、心よりお待ちしております!
おわりに
今回、冷静にのーりみ練習走行会を評価するために、他社様の情報を比較として利用させていただきました。内容から特定は可能と思いますが、決して貶す意図はございません。のーりみは2012年から活動しておりますが、他社様はいずれも当イベントよりも長く継続されておられる老舗団体であり、当イベントと同じく、筑波界隈のモータースポーツを草の根的に盛り上げている仲間だと考えております。
このページを訪れてくださった皆様も、当イベントと同様、他社様イベントもご愛顧頂くとともに、その中でも最高のイベントである、と評価いただけるように、今後もNoLimitはより良いイベントを作り上げるために試行錯誤してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。
